第 7 回 JavaFX 勉強会
7/2 に JavaFX 勉強会 を開催しました。
当日はいつものように Oracle に会場を貸していただきました。ありがとうございます。
また、Ustream 職人の @yusukey さんにストリーミング、Togetter は @kimukou2628 さんにまとめていただきました。ありがとうございます!!
Togetter http://togetter.com/li/330960
前半、片貝さんが NetBeans、私が Scene Builder という JavaFX の 2 大ツールについて説明をおこないました。
NetBeans はもうすぐ 7.2 がリリースされるので、7.2 の話題がメインでした。7.2 ではパフォーマンスの改善と、エディタ周りが強化されるようです。
JavaFX に関する部分だと、Scene Builder との連携ができるようになったことや、CSS の JavaFX 対応ができたことなどがあります。
後半は、5 人の方に LT をしていただきました。
まず、 @aoetk さんは Mac の話。
特にネイティブバンドルは情報がまだ少ないだけに貴重です。JDK が全部入るというのも、Jigsaw が入ればどうにかなると思うんですけどね。
Jigsaw はすでに Developer Preview が出ているので、ぜひ確かめて欲しいなぁ。
次は @mike_neck さんの JavaFX で JavaScript のテストの話。
LT は 5 分なのに 75 枚というのは...
私も blog で書きましたけど、JavaScript のテストに JavaFX は結構使えそうです。
3 番手が @taiz77 さんの JavaFX での画面遷移に関して。
画面遷移のライブラリとして、JFXFLow を紹介され、その後 @taiz77 さんが開発されている JavaFX アプリケーションフレームワーク Creamy について。
時間が足りなくて (というか JFXFLow に時間をかけすぎましたね) 十分に紹介できなかったのが残念でした。ぜひ、どこかでちゃんと紹介して欲しいです。
4 番手が @kimukou2628 さんの Griffon での JavaFX について。
JavaFX Script 世代の櫻庭にしてみると、GroovyFX はかなりいいですね。FXML も扱えるので、FXML の補完的に使うのがいいかもしれません。
さて、最後の寺田さん。
エンタープライズアプリケーションのクライアントとしての JavaFX について。
Application Client Container を使っていたのですが、その後 @nekop に
@yoshioterada 基本はJAX-RSですね。ユーザさん見てる限りリモートEJB呼び出しとか基本的に不幸しか生まれていない感じです。SIerさん的には面倒な作業を選択したほうが売上があがるのかもしれないです :-)
— Takayoshi Kimuraさん (@nekop) 7月 3, 2012
といわれてしまって、寺田さんかたなしですよ ^ ^;;
さて、私のセッションですが、Scene Builder がメインです。でも、ATND の参加者一覧を見ていると初心者の方も多いようでしたので、Scene Builder が扱う FXML についての説明をはじめにしました。
とはいいつつ、資料は Scene Builder についてはほとんど書いてません ^ ^;; ツールの説明は実際にやってみた方がいいと思って、ライブコーディングをしたのでした。
ところで、本題が Scene Builder だったので、あまりちゃんと説明しなかったのですが、FXML に対応するクラスを JavaFX ではコントローラ (Controller というクラスがあるわけではないです) と呼びます。
これがすごい違和感を感じるわけです。私自身は Java が登場する前に、Smalltalk で MVC を覚えたくちなので、C はそこじゃないだろうと思うわけです。
コントローラと呼ぶことによって、いろいろと誤解されてしまうように思うんですが...
まぁ、それはそれとして、今回は参加者が多くて、ほんとによかったです。80 名が入る部屋がいっぱいになったのは、JavaFX 勉強会でははじめて。それだけ、JavaFX が注目されていることだと思います。
そういえば、来月から ITpro の連載 で、JavaFX 2.x を取りあげることにしました。現状、日本語の JavaFX の情報はかなり少ないのですが、その状況を打破すべくがんばります。