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Software Design 2009.04月号「NetBeansではじめるJavaFXスクリプト入門」

この記事を書いている橘さんは知り合いなのですが、あえて批評させてください。

全体的にターゲットが不明確だと思います。タイトルには「入門」の文字がありますが、決して入門記事になっていないのが痛いところです。

なぜ、入門になっていないかというと、説明していないことが多すぎるからです。

たとえば、一番はじめに Hello, World! を作成するのですが、スクリプトの説明は全くありません。文法をまったく説明していないので、JavaFX Script がはじめての人には全然分らないと思います。

それなのに、次の段落には「定番のHello WorldJavaFXスクリプトの感じはつかんでいただいたと思いますが...」という文章が。全然つかめないですよ。

また、入門記事を書くのであれば、その記事だけで閉じていなくてはいけないと私は思っています。その記事を読むだけで概要が分るようにすべきだということです。記事の途中に他のリソースを読んでから、次に進んでくださいというのは、ちょっと投げやりです。もちろん、記事の最後にリソースを示すのはかまわないのですが、そのリソースを読まないと記事が理解できないというのは、読者にとって読むなといっているようなものではないでしょうか。

この記事では 2 つのサンプルが紹介されています。1 つが Hello, World!。もう 1 つがアニメーションです。しかし、2 つのサンプルの難易度が違いすぎるように思います。文法の説明や API の説明をしていないのに、アニメーションのサンプルを使用するのは、難しすぎると感じました。しかも、CustomNode クラスを使うというのは、行き過ぎだと思います。

スペースが限られていることは分りますが、背伸びをして説明しても、結局は分らずじまいになってしまうと思います。ターゲットは入門者なのですから、もうちょっと丁寧に説明しないと理解を妨げてしまうと思います。

本来ならば、編集の人がダメ出しをするべきだと思うのですが、IT 系のメディアの編集さんはダメ出しをしないんですよね。でも、読者のためには、あえてダメ出しをして記事のクオリティを高めていかなければならないと感じています。ライターを育てることを考えなくてはいけないと思うんですけどね。

ところで、記事の中で JavaFXスクリプト という表記になっていますが、JavaFX Script と Script も含めたものが正式名称なのではないでしょうか? JavaFXスクリプト と書かれていると、とても違和感が...