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JJUG CCC 2012 Spring

JavaFX Swing

JJUG CCC では Swing から JavaFXマイグレーションガイドという観点でプレゼンしてきました。

Swing と JavaFXJavaソースコードレベルではそれほど違いはありません。しかし、いくつかはまりポイントもあります。

たとえば、イベントやバインド。

イベントは、Swing/AWT ではイベントに対応したリスナが存在しましたが、JavaFX ではリスナというはハンドラが 1 つあるだけです。1 つだけのハンドラ (EventHandler インタフェース) ですべてのイベントに対応するために、ジェネリクスでイベントを指定します。

また、たとえば Swing の MouseListener では mouseClicked メソッドや、mousePressed メソッドなど、リスナに複数のメソッドが定義されていました。これに対し、JavaFX ではハンドラを登録する Node クラスに onMouseClicked メソッドや onMousePressed メソッドなどが定義されています。このため、EventHandler インタフェースには handle メソッドだけが定義されています。

EventHandler インタフェースにメソッドが 1 つだけ定義されているということは、Java SE 8 で導入されるラムダ式でも記述可能ということです。イベント処理の登録は冗長な記述になるので、ラムダで書けるのはうれしいところです。

バインドは Swing には無い概念です。

変数 x と変数 y があった時、x を y にバインドすると、y の値が変更すると x も自動的に同期して値が変更する機能をバインドと呼びます。

JavaFX ではこの機能を導入するために、Java Bean を拡張したプロパティという機能を導入しています。プロパティ同志であれば、バインドができるようになっています。

バインドを使う典型的な例が MVC のそれぞれを結びつける場面です。イベントやオブザーバパターンを使っていたのが、バインドだとかなりすっきり書くことができます。

さて、その後、3 つのシナリオで Swing から JavaFX への移行を考えてみました。

はじめが Swing のアプリケーション中に JavaFX を埋め込む場合、次が Swing から JavaFXJava を使って移行する場合、最後に FXML を使う場合です。

はじめのシナリオは、Swing にはない JavaFX の機能を使用したい場合に有効です。たとえば、Web ブラウザやグラフ (チャート) などがあります。

2 番目のシナリオは、Swing をかける人であれば、それほど苦労せずに JavaFX を書けるようになるはずです。ただし、レイアウトの用に Swing と JavaFX で作法が違うものや、テーブルのようにまったく書き方が違うものがあるので、注意は必要です。

やはりお勧めは FXML です。

Java で書くと、シーングラフのツリー構造がソースからは読みにくいですし、すぐに複雑になってしまいます。FXML であれば XML なので、ツリー構造を表すにはうってつけです。

ただし、FXML はツールを使わないと、書くのがつらいのも事実。ということで、最後は Scene Builder のデモでした。

Swing をやる人に伝わったかなぁ?